

今日は「阪神淡路大震災」から16年目を迎えます。
【本震】
発生日1995年1月17日
発生時刻 5:46:52(JST)
震央 淡路島北部沖の明石海峡
北緯34度35.9分
東経135度2.1分
震源の深さ 16km
規模 M 7.3
被害
死傷者数 死者:6,434名
行方不明者:3名
負傷者:43,792名
亡くなった方の約5000人が木造家屋で、約600人が家具の倒壊で「圧死」が原因でした。この震災で私達は多くのことを学び気づかされました。ボランティア活動の尊さ、メンタルケアの重要性など、人は人によって救われ癒やされることを目の当たりにしました。それでも、被災された多くの人がトラウマになったり、孤独のうちに自死の道を選んだり、16年経って未だに苦しんでいるということを忘れてはなりません。「タイガーマスク現象」もそうですがま、もともと日本人は農耕民族でお互いに助け合う「互助の精神文化」を持った国民だと思います。
「死生一如」
「死」は、不可避で誰でも時・所選ばずに訪れます。しかし日々そのことを意識している人はまずいないでしょう。でもふとした拍子に、近い人の突然の死などの場合、死は決して遠くにあるものではなく、日々生きている生活と隣り合わせであることに気づきます。「死は前よりしも来たらず、後ろより迫れり」と吉田兼好さんは「徒然草」で私たちに説いております。死を思うことは、よく生きることに繋がります。
「阪神淡路大震災」は他人事ではなく自分事。こうして生きていることは当たり前ではないことを教えてくれました。今ある命有り難し。思い出したくもない大惨事ですが、あらためてあの時をフラッシュバックして追悼したいと思います。合掌。