


菅直人首相は、14日の内閣改造でたちあがれ日本を離党した与謝野馨氏を経済財政相に起用することにしました。
消費税率引き上げ、年金問題のエキスパートをヘッドスカウトしたことで、与党としての民主党のマニュアルが問われます。結果次第では統一地方選で禊ぎを受けることに…。今の政治に与党も野党もないことを与謝野さんは教えてくれました。あれほど、たちあがれ日本の共同代表で平沼赳夫代表と共に「反民主・非自民」を声高に叫んだ人がコロッと寝返りするなんて、国民をなめております(気持ち悪い)。君子は豹変するんじゃなくて、政治家は票変するであります。国民不在の党利党略政治にまたまた政治不信感を募らせるドタバタ劇でした。どこの党が政権運営しても、誰が首相に就任しても、言葉遊びばっかりして、日本は変わらないという諦観念が漂っております。内向きの日本の政治運営に、世界から孤立してきているように感じます。普天間基地移設問題、尖閣諸島問題、北方領土問題…そんな内向きの姿勢が日本を悪循環モードに入らせてます。菅直人首相は今こそ伊達直人に改名して、国会にタイガーマスクをつけて、日本を真剣に「開国」すべきです。「殖産興業」、「富国強兵」を図り、波動砲で次々と異国から襲来する「黒船」を蹴散らしていかねばなりません。
この人は本気だと感じるのは言葉より行動です。行動だけが新しい風を起こします。「YES WE KAN」。
第2次改造内閣が日本を再び強い国に復活させる改良内閣であることを期待しております。
また歯に衣を着せぬ枝野幸男氏を官房長官に起用したことは、個人的には、鯉に鯰で内閣の刺激剤になるものと評価してます。分裂リスクも想定し、薄氷を踏みながらの政治運営ですが、身を投げ打って改革をすすめないと、日本は古代文明と同じ道を歩みます。すでに小生には、平家物語の琵琶の音色が聞こえます。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…
茹で蛙ニッポン!
井戸の中から出でよ!今、大海へ!