「克己」徳川家光公の剣道指南役であった剣豪・柳生宗矩先生は沢庵和尚と親しく禅にも精通していたようです。「我人に勝つ道を知らず、我に克つ道を知れり」敵に勝つことではなく、自分の「我(エゴ)」に打ち勝つことが真の勇者であると言ってました。まさに「山中の敵は滅ぼすことは容易でも、自分の心中の賊を平らげるこては難事」であります。