松風の人・吉田松陰平時直諌言なくんば、戦に臨みて先登なし。(安政6年3月「感傷の言」)耳に痛い松陰先生のお言葉であります。相手の権力・地位などに遠慮せずに、率直に相手をいさめることができる「直諌の士」こそが戦場の勇士よりも勇気ある武士というものであります。そういう忠臣を持てるかどうかが名君と暴君の分かれ目になるでしょう。常に思考し、常に行動する有言実行の人になりたいものです。