NHKスペシャル「消えた高齢者・無縁社会の闇」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
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深夜12時過ぎに起きてNHKを見てました。NHKスペシャルの再放送番組2本です。1本目のほうは、今年初めに見てかなり衝撃を受けました。マスコミでも取り上げられて話題になっております。2本目のほうは今回初めて見ました。この2本の番組のテーマは「無縁社会」であります。1本目はその現状。2本目は対策を紹介してました。国の法律で自治体が設置した「地域包括支援センター」の存在を初めて知りました。しかし、個人情報保護法で高齢者の情報をなかなか把握できていない状況をいらただしく思いました。長妻厚労相は「雇用と家族の崩壊」が原因だと問題を指摘しているのに、行政システムを稼働できない現場の無力感を感じました。普通の家族がある日、身内の介護や死亡、あるいはリストラや失業により生計が苦しくなり、年金だけに糧を求めざるを得ない状況になってしまう…。他人事ではなく自分事であります。「消えた高齢者」は、急速に進んだ日本の少子高齢化に社会システムがついていけない歪みだと思いました。社会とのつながりが途絶え、家族との絆さえ結べない日本は、本当に豊かな国なんでしょうか?
無縁死32000人は今後増加すると番組では、問題提起しております。失望からは何も生まれません。人間として安心して暮らしていける環境をつくっていくのが政治であります。明日は青森市議会議員投票日であります。

子ども叱るな、来た道じゃ。
年寄り笑うな、行く道じゃ。