「新秋清警」(安岡正篤)一、新秋なり。暑中の惰気を一掃し、颯爽として清健の気を振起すべし。 一、読書の好季なり。早暁・深夜・古教・心を照し、心・古教を照すべし。一、日新の世界なり。活眼を宇宙に放って、気宇・識見を遠大にすべし。一、日本の危機なり。匹夫・責有るを知って、祖国と同胞の為に尽瘁すべし。