
午前2時に目が覚めてドリップコーヒー入れて飲んでます。朝の読書タイムに入ってます。小生は渡辺淳一ファンであります。「北国通信」(集英社)は昭和52年から昭和56年まで週刊誌に連載されたエッセイであります。平成17年2月14日のホワイトバレンタインデーに一度読み終えております。二度読みです。
「まさしく、故郷という土地は愛憎半ばする。それは肉親への思いと似ている。愛していると思いながら憎み、憎みながら愛している。表面は矛盾していながら、本人はそれに気が付かない。まことに身勝手といえば身勝手だが、それを許してくれるところが、故郷の優しく懐かしいところかもしれない」(北国通信「懐しさと嫌悪と」)
故郷そして両親への思いはアンビバレントなものですが、切っても切れないもねであります。離れてみればそれが実感できます。故郷は遠きにありて想うもの…。