「リンゴが教えてくれたこと」木村秋則著 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
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今回の本も素晴らしい感動を与えてくれました。完全無農薬・無肥料の自然栽培でリンゴを育てたドラマです。リンゴ教というのは大袈裟ですが、自然は偉大であり、人間もまたその中の生態系の中で生かされていると再認識しました。科学ではわからない事象や、数値化できないものに対する畏怖心を失いつつある現代人に対する警告書でもありますが、木村さんのやさしい笑顔に包まれて読後ホッとしました。「奇跡は努力の結晶」とい う木村さん。死ぬほどの熱意を持って取り組めばおのずと成果はついてくるものだと本当にそう思いました。「念ずれば花ひらく」
この本を読んで「身土不二」という言葉が浮かんできました。身土不二とは遺跡テリトリーと似た概念で「身体(身)と環境(土)とは不可分(不二)である」という事で、「身体と大地は一元一体であり、人間も環境の産物で、暑い地域や季節には陰性の作物がとれ、逆に寒い地域や季節には陽性の作物がとれる。暮らす土地において季節の物(旬の物)を常食する事で身体は環境に調和する」というものであります。俗に住んでいる所の一里四方の物を食べて暮らせば健康でいられると言われております。