「死体は生きている」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

motoの徒然なるままに…Ⅱ

日々是好日日記
2006年9月:gooブログでスタート
2025年9月:Amebaに移行しました


今朝は午前4時半に起床してNHKニュースを見ながら、前東京都監察医務院長医学博士である上野正彦さんの本を読んでます。「死者ほど雄弁なものはない」という触れ込み度で、平成元年にベストセラーになった「死体は語る」は衝撃的でした。「医学は生きている人のための治療医学、予防医学であるが、死者側に立った法医学、監察医学も重要な役割を果たしている」と使命感を述べて、「死者の人権」を守る職業に誇りを持っているのが、ひしひしと感じます。
今日読んだ項目「homosexuality」の冒頭で「男の顔は履歴書、女の顔は請求書」では、ニヤリとしてしまいました。「解剖学、生理学的に立脚したこの男同志のつながりは、精神的にも深い関係に入っている場合が多い。女のつながりの場合はわりと淡泊である」でなるほどと納得して、「監察医は人間の終局の姿を直視する仕事である」とミッション・ステートメントしてます。まだ途中ですが、朝読の一冊です。