
鈴木京香演じる濃いババア役と堀北真希演じるさわやか系女子高生みつこ役が空と海のようにぴったりしてました。その間にみつこの父役である湧井石材店店主役の役所広司がとぼけた演技でクッションになってました。アルゼンチンタンゴ音楽は随所に挿入されてババアムードを演出してました。よしもとばなな原作のこの映画のテーマは生と死…そして愛。死は終わりではないという「千の風になって」の詩を連想しました。
全優石加盟の石材屋さんはもちろん、葬儀業者も必見の作品であります。
エンディングのタテタカコ「ワスレナグサ」(フォルクローレ替え歌)もほのぼのしたし、なんと言っても弘前市出身・奈良美智の絵がステキでした。キモワル少女ではなくてメルヘンチック少女でした。★★★★☆