深夜１時過ぎに目が覚め居間のテレビチャンネルをひねってみると、ちょうどＮＨＫで『ラストメッセージ「こどもたちへ」手塚治虫』の再放送が入ってました。
平成元年２月９日に６０歳で重度の胃ガンで亡くなって、もう１９年も経ったのですね。死の病床でありながら、作品を書き続けた手塚治虫。最後のメッセージが「仕事をさせてくれ」。マンガを通して、命の尊さを私たちに、特に子どもたちに伝えていく姿をテレビで見て、あらためて彼の偉大さに感動しました。是非、彼の作品をまた読み返してみたい衝動にかられました。母校の大阪教育大付属池田小学校（８人の児童無差別殺人が起きた）での講演会で「この小さなもろい地球上に我々多様な生物が共存しているのは奇跡に等しい。ありとあらゆる命を大切にしよう」と無為な殺戮や戦争を批判した手塚治虫は自分の身を削って、未来人である子どもへ話しかけてました。しかし、ＮＨＫスペシャルはいつも刺激を与えてくれる番組です。