「自社の現状認識」具体的には、まず自社の「稼ぐ力」と「成長力」の現状を把握する。市場環境や競合他社のデータを用いて自社のポジショニングを明確化し、自社が今どのレベルにあるのか、「稼ぐ力」と「成長力」のどちらに問題があるのか、市場や取り巻く環境における自社のポジションなどを確認。その上で、事業ポートフォリオの改善、他社との差別化、利益向上に向けた改善などに関する仮説を立てる。先に紹介したようなDとXの優先順位付けの逆転が起こるのも、このような現状認識の視点が弱いためだという。