「鱈景」『鱈景』は装丁自体が作品。土俗なのに知的でスタイリッシュ、深層部には哄笑も憤怒もありながらどこまでも抑制されストイック。橡木氏は亡くなる数年前、パリで開催された「ヴィジアル・ポエジィ展」にも出品していた。ご存知の方もいるだろうが、「橡木弘」とは注射針を撒き散らしたアッサンブラージュや「釘打ち圖」シリーズで知られた現代美術家、村上善男の別名であります👤。