「太極図」明の来知徳(号は瞿唐、1525年-1604年)が作った太極図で円図とも呼ばれる。円環状に描かれ、内円中の空洞が太極を表し、円環内の黒白の色が陰陽両儀を表す。円環内を上下に貫く黒白の2線は、陰が極まれば陽が生じ、陽が極まれば陰が生じることを表し、円環全体で気が生生して息まず、永遠に循環することを示している。古太極図を研究して作ったといわれるが、古太極図で気が外側から生じ内側へ向かって広がっていくのに対し、この太極図では内円の太極から気が生じ外側へ向かって広がっていく。