
🟦🟨 虹始見(にじはじめてあらわる)🟨🟦
4月15日から七十二候の「虹始見(にじはじめてあらわる)」になります。冬の間、乾燥していた大気が潤うようになり、雨上がりの空に虹がかかるようになるという意味です。淡く、消えやすい春の虹も次第にくっきりとしてきます。
その虹の色を日本では7色と表現しますが、アメリカやイギリスでは、一般的に虹は6色といわれていて、藍色を区別しません。ドイツではさらに橙色も区別しないので5色となり、アフリカでは暖色と寒色のみで2色という部族もあるそうです。同じ虹を見ているのに、どうしてでしょうか。
もともと虹は連続して変化した色の帯ですから、はっきりとした色の境目があるわけではありません。これを何色ととらえるのかは、その国の文化によって違いが出てきます。また、色の名前を知らなければ、色を識別することもできません。戦地のウクライナでは何色に見えてますでしょうか?