
🟥早期発見・早期治療🟥
食道がん・舌がんと戦ってきた堀ちえみさんがテレビニュースに流れてました。ちょうどFacebookで悠翔会の佐々木淳理事長の報告を読んでいたので、びっくりしました。以下、佐々木理事長のコメントも引用させていただき、堀ちえみさんの「いのちの停車場」を紹介させていただきます。
堀ちえみさんは、一昨年、舌の60%を切除、大腿部からの皮膚・筋移植を行い、現在はリハビリ中だと言います。「言葉は拙くなったが、その代わりに音域が拡がった」と。
「人はハンデを負うと、伸びしろを探すものだと思った。以前よりも口の自由が効かない分、頭を使うようになった。」
「一つ何かを無くしても、一つ得るものがあればいい、と思い、気持ちを奮い立たせて生きてきた。生きてさえいれば、なんでもできる。」
「話し方を含め、以前とは変わった。命が助かったけど、この先どうすればいいのか、という、落ちるところまで落ちた。だからあとは上がるしかないし、楽しみしかない。」
「見るものすべてがとてもキラキラと輝いて見える。瞬間瞬間が楽しいと思える。辛い方に目を向けるのではなく、楽しいこと、素晴らしいことに目を向ける。そっちのほうがお得かな。」
パネルディスカッションをご一緒して、彼女の拙い言葉が、むしろ今の彼女の最大の魅力であるようにも感じた。「健常」に近づくことにこだわり過ぎるのではなく、いまの自分の強みを生かすこと。このような考え方ができるまでには、本当に苦しいプロセスがあったのだと思う。しかし、彼女の語りは、決してきれいごとを言っているようには聞こえませんでした(佐々木淳理事長)。