「ニュートンのリンゴ」木の葉が落ちる落ちる遠くからのように 大空の遠い園生が枯れたように 木の葉は否定の身ぶりで落ちるそして夜々には重たい地球が あらゆる星の群れから 寂客のなかへ落ちるわれわれはみんな落ちる この手も落ちる ほかをごらん 落下はすべてにあるのだ けれども ただひとり この落下を 限りなくやさしく その両手に支えている者がある