「他力本願」🟪他力本願🟪生ずるは独り、死するも独り、共に住するといえど独り、さすれば、共にはつるなき故なり。世の人おもへらく、自力他力を分別してわが体をもたせて、われ他力にすがり往生すべしと、云々。この義しからず。自力他力は初門のことなり。自他の位を打ち捨てて唯一念仏になるを他力とはいふなり。ワシの葬式など立派に行ってはならぬ 遺体は野に捨て 獣に与えるがよい【一遍】