
「謹んで哀悼の意を表します」🙏
92年バルセロナ五輪柔道男子71キロ級金メダルの「平成の三四郎」こと古賀稔彦氏が24日、逝去されました。53歳でした。関係者によると、昨年からがんの闘病中で24日朝に逝去されました。
五輪には88年ソウル大会に71キロ級で初出場するも3回戦で敗退。92年のバルセロナ五輪で悲願の金メダルを獲得しました。その金メダルへの過程が壮絶でした。24歳、71キロ級代表の古賀さんは、78キロ級代表の吉田秀彦さんとのけいこ中に左ひざを負傷。靱帯(じんたい)損傷で全治1カ月の大けがでした。
講道学舎の先輩後輩だった2人は、選手村でも同部屋。そんなアクシデントを乗り越え、奇跡の金メダルを獲得しました。歩くことさえ満足にできなかった左ひざのけが。だが、畳の上では、一度も足を引きずらなかった。前日、先に後輩の吉田が金メダルを獲得していました。
そのことを聞かれ「けがをしたのは吉田との練習だったので、あいつは責任を感じていた。早くけがが治るようにいつも祈っていたという後輩の気持ちを聞いて、今回は本当にいい優勝をしたなと思います」と言いました。まさに、奇跡の金メダルリレーでした🥇。