
花に嵐の例えもあるさ、さよならだけが人生だ。
「ホテル雅叙園東京」(東京都目黒区)や「ホテル椿山荘東京」(同文京区)など老舗結婚式場として知られるホテルで、運営会社の業績が大きく悪化している。新型コロナウイルスの感染拡大で特に法人の需要が減少。海外リゾート婚やビジネスホテルなど、関連する別事業の不振も響いた。(朝日新聞)
雅叙園や「ホテルメルパルク」を運営するワタベウェディングは15日、2020年末に8億円の債務超過に転落したと発表した。両施設の法人利用が落ち込み、強みの海外ウェディングは「昨年4月からほぼ挙式ゼロの状況」(同社)。海外ウェディングを含めた「リゾート挙式」事業では、コロナの影響がなかった時期も含めて、20年の挙式組数が前年比71・4%減った。半面、挙式できないカップルによる写真撮影のニーズは高く、フォトサービスの利用は好調に推移しているという。