
第六十五候「麋角解 (さわしかのつのおつる)」 12/26~12/30頃🦌
七十二候が冬至の次候に変わり、オス鹿の角が落ちる頃となりました。
メスの鹿は角が生えませんが、オスの鹿は一年に一度、角が根元から自然にポロっと取れて、春にはまた新しい角が生え始めます。
「麋」とは、「なれしか」というトナカイの一種の大鹿、またはヘラジカのことだとされています。
生え始めの角には、毛が生えていて柔らかく、中には血管も通っているのですが、秋頃になると角の内部がだんだんと骨のように硬く変化するそうです。
こうして、まるで木の枝みたいな立派な角に変わっていきます。