
昨日12月7日は、七十二気候の大雪。閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)と読みます。暖かな日が続いていますが、暦の上では天地の気が塞がれ空は鈍色、体感にも芯からの冷えを感じるようになり、ああ冬になったのだと思い知る節目です。
古くはこの頃の暗く陰鬱な空から降る雪を「天からの授かりもの」といった人がいました。それを拭うようなくっきり青く澄んだ晴天を「授かりもののような美しさ」といった人もいました。めぐる四季のなか、空の変化があるたびに、美しい景を見つけては、授かりものと言い表した日本人の言語感覚を、心から素晴らしいと思います。
雪は天から送られた手紙である ❄️-中谷宇吉郎博士
※イベリス 花言葉「心を惹きつける」