「喫茶去」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
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中国唐時代の有名な禅僧の趙州和尚の話🍵

その趙州和尚のもとに修行僧が教えを頂きたいとやって来た。 

趙州「曽(か)って此間(すかん)に到るや」(お前さんはかってここに来たことがおありかな?) 

僧 「曾(か)って到る」(はい、以前にも参りました) 

趙州「喫茶去」(さようか、ならばお茶でも一服おあがりなさい)

またあるとき別の修行僧がやって来た。

趙州「曾(かって)到るや」

僧 「曾(かって)到らず」(いいえ、ここに来たことはありません)

趙州「喫茶去」(左様か、ならばお茶でも一服おあがりなさい)

これを聞いていたこの寺の院主は「和尚は曾ってここに来た者にも、はじめて

の者に“お茶をどうぞ”と同じことをいわれるがどういうわけなんですか?」

とたずねた。趙州は是れに答えず「院主さん!」と呼ぶ。院主は思わず「はい」と答えたその瞬間、趙州はまた「喫茶去」(まあ、お茶でも一服召し上がれ)🤗