「人生観によりそう」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
2006年9月:gooブログでスタート
2025年9月:Amebaに移行しました


近い将来訪れる「死」という運命は変えることはできない。
しかし、それまでの時間をどう過ごすのかを選択することができる。

最後まで自分らしく生きる、というのは、自分自身の優先順位で残りの時間の生き方を選択する、ということだと思うし、病気だから治療すべき、と医療者が強要するのは、最後の選択権を奪うことに他ならない。

同時に、弱って死んでいく、という事実を受け入れるために、自分自身の価値観が最大の障害になっているケースもある。しかし、そのことを他社が指摘したとしても本人は変われない。あくまで自分自身でそのことに気づくことが必要になる。在宅医療では、対話を通じて、その人が困難を乗り越えるための新しい価値観の獲得ができるよう、本人の気づきを支援していく。

人生観によりそう、というのはそういうことだと思う。