「シャボン玉」

シャボン玉飛んだ　屋根まで飛んだ　
屋根まで飛んで　こわれて消えた
シャボン玉消えた　飛ばずに消えた
産まれてすぐに　こわれて消えた
風 風 吹くな　シャボン玉飛ばそ


歌詞にはシャボン玉で、子どもが遊んでいる様子が描かれてますが、これには夭逝した子供への鎮魂の意味があるそうです。
作詞した野口雨情は、長女を産まれて7日目で亡くしています。
当時は、乳幼児が死ぬのは珍しいことではなく、後に生まれた２歳の娘も亡くしてますが、長女の死を後々まで悔やんでいたようです。
そしてある日、村の少女たちがシャボン玉を飛ばして遊んでいるのを見た雨情が、娘が生きていれば今頃はこの子たちと一緒に遊んでいただろうと思いながら書いた詩が、この「シャボン玉」だと言われています🌬