第二次世界大戦での”人肉食”事件 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
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今年は戦後75年。コロナ禍にまぎれながら、戦争を振り返る報道もいくつか見られる。今回取り上げるのも戦争絡みだが、正直に言って、書きながらも気が重たくなる。それはテーマが“人肉食”という、普通の時代の普通の感覚ではあり得ない出来事だからだ。


 太平洋戦争末期の小笠原・父島で、墜落して捕らえられたアメリカ人パイロットを殺害し、その肉を食べたという、文字にするのもおぞましい出来事。戦争中とはいえ、どうしてそんな非人道的なことができたのか。探っていくと、やはりそれは、その時代の空気や、その時代に生きた人々の心理と切り離しては考えられないことが分かる。その点にポイントを置いて事件を追ってみよう。