「百貨店クライシス」新型肺炎の影響が直撃し、訪日外国人など多くの人が集まる百貨店の客足が遠のいている。大手百貨店が3月2日に発表した2月の既存店売上高は、軒並み2ケタの落ち込みとなった。百貨店最大手の三越伊勢丹ホールディングス(HD)傘下の三越伊勢丹は、2月の国内既存店売上高(グループ会社含む)が前年同月比13・6%減だった。新型肺炎の感染拡大による不安が広がり、入店客数の減少や消費マインドへのマイナス影響が出た。