「縄文人の死生観」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
2006年9月:gooブログでスタート
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今から10万年ほど前に、古代人が大陸から歩いてきて、主に東北の山地に棲んでいたころは、星は暮らしの道しるべであったであろう。青森市三内丸山遺跡では多くの土偶が発掘されている。宇宙はもっと身近な存在であったに違いない。

広葉樹の森に棲み木の実を食べて、獣たちと共生していた縄文人の暮らしである。人が憎しみを持って戦うという発想そのものがなかった時代への思慕があった。

縄文人は、人間が死んでも霊魂は不滅だと考えていた。生きとし生きるものは、生から死へ、死から生へと、めぐりくり返しているという生命循環の思想があった。自然の恵みを頂くという生活感覚は、すべてが再生するという霊魂観につながっている。死は、隣の部屋に移るような感覚であり、一休みしたら、また戻ってくるというように考えられていた。輪廻転生🟢🟠🟡🟣🟤