
<夫が死去 靴磨きで生きる>
静岡県で生まれた中村さんが上京したのは、20代のころ。
結婚した夫は病気を患い、50代で亡くなりました。
亡くなる前、10年ほど前からほとんど働けない状態だった夫。
5人の子どもを抱えていて、中村さんは1人で稼ぎ家族を支える覚悟を決めたそうです。
はじめは野菜や果物を売り歩く行商をやってみましたが、ライバルが多く、売り上げがかんばしくありません。
そして、行商で訪れた新橋で靴磨きの人たちの姿を見て、当時40歳で“転職”したのです。
しかし・・・。
初めて足を踏み入れた靴磨きの世界は、厳しいものでした。
縄張りがあり、人気の無い端っこに追いやられました。
「新参者は昼間に開くな」と言われて、夜間の誰もいない時間帯に、ぽつりと座って、来ないであろう客を待ちました。
酒に酔った男に殴られたうえ、売り上げも奪われ、救急車で運ばれました。
それでも、子どもたちにごはんを食べさせるため、
心にむちを打って、座り続けました・・
静岡県で生まれた中村さんが上京したのは、20代のころ。
結婚した夫は病気を患い、50代で亡くなりました。
亡くなる前、10年ほど前からほとんど働けない状態だった夫。
5人の子どもを抱えていて、中村さんは1人で稼ぎ家族を支える覚悟を決めたそうです。
はじめは野菜や果物を売り歩く行商をやってみましたが、ライバルが多く、売り上げがかんばしくありません。
そして、行商で訪れた新橋で靴磨きの人たちの姿を見て、当時40歳で“転職”したのです。
しかし・・・。
初めて足を踏み入れた靴磨きの世界は、厳しいものでした。
縄張りがあり、人気の無い端っこに追いやられました。
「新参者は昼間に開くな」と言われて、夜間の誰もいない時間帯に、ぽつりと座って、来ないであろう客を待ちました。
酒に酔った男に殴られたうえ、売り上げも奪われ、救急車で運ばれました。
それでも、子どもたちにごはんを食べさせるため、
心にむちを打って、座り続けました・・