
98歳で逝った俳人の金子兜太先生は十数年前から「立禅(りつぜん)」を朝の日課にしておりました🙏
立ったまま目をつぶり死んだ人の名前を小声で唱える・・・
海軍主計中尉として赴いた南洋トラック島で戦死した部下たち・・・
食糧が尽き、次々に餓死していくのを助けられなかった・・・
水脈(みお)の果て炎天の墓碑を置きて去る📝
奇跡的に生き残り引き揚げ船から島を見ながら詠んだそうです。
非業の死を遂げた仲間に報い、戦後を生き抜いていく決意がにじんでおります!
平和と自由を追い求める句作の原点です。
壮絶な戦争体験に基づいた反戦への思いは生涯揺るぎませんでした。
原爆許すまじ蟹(かに)かつかつと瓦礫(がれき)あゆむ