「人間なんて」「人間は不可解な動物だ。そして限りなく複雑な生き物だ。計りしれない不思議を数えきれない細胞の中にかかえこんでいるからこそ、尽きない魅力に包まれているのだろう」(瀬戸内寂聴「いのち」) 修羅場をくぐってきた瀬戸内寂聴さんの言葉には暖かさがあります。人間は不完全なもの同士だからくっついたり、離れたりするんでしょうね。 どうしようもないわたしが歩いてゐる(種田山頭火)