
奈良興福寺の国宝館の修復工事が終わり、ロイヤルホストの阿修羅像が公開されております。
阿修羅は古代インドでは戦いの神アスラで帝釈天といつも喧嘩ばっかりしておりました。ですから元来の阿修羅の表情は怒髪天を突くような迫力に満ちたものだったそうです。
ただ興福寺の阿修羅は何とも言えない憂い顔であります。
阿修羅の愁眉を開く日を願って作られたのでしょうか…。
阿修羅が見つめるその先は希望か失望か、それとも絶望か。3つの顔を持っております。
明日ありや憂い眼差し阿修羅かな(素美志)