「岐路に立つ寺院」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
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ワンポイント朝活講座。


寺院は応仁の乱以降戦国時代に大衆と結合しました。

いわゆる檀家制度の始まりであります。江戸時代には宗旨人別帳などを作らせ、強制的に民衆を支配した。寺請制度であります。

明治政府は廃仏毀釈で檀家制度から家制度に以降しましたが、依然として寺がコミュニティ機能があり、寺と檀家の精神的結びつきにも深いものがありました。

農地改革で寺が所有した農地財産を手放し、経営基盤は檀家からのお布施に依存するようになりました。

少子高齢化、核家族化により家も弱体化すると、宗教観も変わり、寺の役割が薄れてきました。時代の変化に対応にできずにますますアイデンティティーを喪失しているのが現状です。

※参考 碑文谷創「新・お葬式の作法」