

ちる桜残る桜も散る桜(良寛禅師)
あとから気づく普通の日常のありがたさ。
葬儀とは生かされていることへの感謝を知る場であります。
故人は残された二人の子供だけが気がかりだと思います。
88才の老いた父が40年近く連れ添った72才の義母を見送る姿を見て、
死は順番どおりではないとあらためて無常感に打ちひしがれております。
「死に例外なし、日常なのである。自分も逝く道」
向こうで先立たれたご両親に再会して、これから後追いするみんなをお待ちください。
手のひらに白き花びら散りぬるを(元雪)