「木のいのち木のこころ」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
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最後の宮大工と言われた西岡常一棟梁とその唯一の内弟子・小川三夫氏が職人の心構えなどを語ったのを塩野米松氏が聞いて書いた作品です。

2015年1月29日(木)に読み始めて今日2016年1月15日(金)に読み終えました。大作というより「宝」です。

私と西岡常一棟梁とのガチンコの出会いはドキュメンタリー映画「鬼に訊け」(2011年作品)でした。社内でもDVDを購入して鑑賞しました。あの棟梁の口伝と存在感は圧倒的でした。


「木は生育の方位のまま使え」と適材適所の理由を人を木に例えて分かりやすく述べております。

休みは仕事の中にあると無垢で素直な西岡棟梁は1995年4月11日、86歳で亡くなられました。それでもしっかりとその心は鵤工房の小川三夫氏とその弟子たちに受け継がれて今に生きております。棟梁の魂は法隆寺と薬師寺に入っております。

刀の先端を自分の魂だと思え!(ドキュメンタリー映画「鬼に訊け」)