「消しゴム」消しゴムがかなしいのは いつも何か消してゆくだけで だんだんと多くのものが失われてゆき 決して ふえることがないということです (寺山修司「赤糸で縫いとじられた物語」) 人間も消しゴムと同じで年を重ねると同時に失うものもたくさんあります。しかし欲望をダウンサイジングさせると生活がシンプルになり身が軽くなります。見方を変えれば老いも味方になります。 「質素」な暮らしは、実は「贅沢」な暮らしなのかも知れないのです。 さあ、老いじたくを始めよう。