
日本の文化には、余白を残し、臨機応変に、加えたり減らしたりすることのできる「いい加減」の精神があります。
「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」
「中庸の徳たるや、それ至れるかな」
(孔子)
食べ過ぎてはいけないし、少な過ぎるのもいけない。万事ほどほどにしておけば、高い徳に至ると孔子は言う。
篠田桃紅先生がその人に合ったいい加減さを保つことができれば、もう少し長生きを望むことができるのではないかと著書「103歳になってわかったこと」でおっしゃっておりました。
93歳になられた瀬戸内寂聴先生とぜひ対談していただきたいものです。
生きているかぎり、人間は未完成。