
二人見し雪は今年もふりけるか(松尾芭蕉)
今日は最初の妻の命日になります。
平成6年12月16日午後2時48分。青森県立病院で亡くなりました。34歳の若さで。
視界ゼロに近い猛吹雪の中、車で県立病院へ向かいました。病室に入ると身内に囲まれてベッドの上でドクター上半身を上下させて心臓マッサージを施しておりました。死に目には間に合いましたが、21年経った今でもあの時の場面はしっかりと心に焼き付いており、毎日懺悔しております。
今はただただ感謝するばかりであります。今ある命有り難し。
最近は一人で本ばっかり読んでまた自分と向き合う時間が増えてきております。かなりキツいですが、不思議に睡魔はちゃんと襲ってきてくれます。不眠症ではなさそうです。白髪は増えましたが、心配なさらないように…。
今年の大晦日も正月も、読書と雪かきに明け暮れると思います。自分を見つめる穏やかな年末年始を過ごせればと思っておりますが…年の瀬せまれば、いかにか心安からん。不一。
この里に往き来の人はさはにあれど
さすたけの君しまさねば寂しかりけり(良寛)
Life is always flowing.(世は無常なり)