はじまり
「ドクヘリ」・・・ドクターヘリの略。文字通り、ドクターが搭乗して救急患者を迎えに行き、いち早く初期診療を開始するヘリコプターのこと。
今、日本では11機のドクターヘリが活動している。
報道でも多く取り上げられ、劇的なドキュメンタリー番組を目にすることも多い。
迅速に患者を診療し、無事救命するドクターの姿に感動する人もたくさんいることだろう。
ところで僕は、そんなドクヘリが活躍する、とある病院の一救急医である。
といっても、救急医としてはまだ駆け出し。
といっても、医者としてはそこそこいろいろな経験はしてきた。
つまり、若い中堅クラスといったところ。
この病院の救命救急センターに、一応自分の意思で赴任してきたが、実はドクヘリに乗りたくてきたわけではなかった。
テレビに出ていた、先輩救急医の姿に心酔して希望した・・・というような、熱い思いをもっているわけでもない。
こんなこというと不謹慎なのかもしれないけれど。
研修医のときからいろいろな科をローテートして勉強したが、行く先々でどの科にも魅力を感じてしまい、専門をしぼれなかった。
その結果総合医なるものになってしまったが、その結果なんとなく中途半端な状態で、(総合医の皆さん、ごめんなさい。中途半端は僕限定ですのであしからず)なんでも診られるエキスパートドクターを目指した結果、救急科にたどりついた。
ドクヘリに乗るドクター達の後方支援部隊として働こうというつもりが、
上司の意向もありなんとなくドクターヘリの勉強をするようになり、
なんとなく今、早くEC135に乗りたいと思っている・・・
「EC135」ユーロコプター、ドイツ製のヘリコプター。
数あるドクヘリの一機種だが、これについてはまた明日、書こうと思う。