NHK クローズアップ現代
16歳 不屈の少女 ~マララ・ユスフザイさん~
今、16歳の少女の言葉が世界の人々の心を揺り動かせています…。
マララ・ユスフザイさん
「一人の子供、一人の先生、一冊の本、一本のペンが世界を変える事ができます」
2012年10月、女性の教育を否定するイスラム過激派に襲撃された一人の少女、パキスタン出身のマララ・ユスフザイさんです。
頭を撃たれ一時生死の境をさまよいました…イギリスに緊急搬送され奇跡的に一命を取りとめたマララさん。
暴力に屈することなく活動を再開し、世界のリーダーたちに教育の重要性を訴え続けています。その姿は世界各地の女性たちに勇気を与えています。
マララさんの強い信念はいかにして生まれたのか…16歳、不屈の精神に迫ります。
不屈の少女 マララさん
信念の源は…
マララさんが生まれ育ったパキスタン北西部スワート地区、男性優位の部族の慣習が根強い保守的な地域です。
女性は年頃になると人前で肌を出したり、一人で外出したりすることも許されません…多くの女性は学校に通えず、読み書きが出来ません。
三人兄弟の長女として育ったマララさん、教育者の父親の元、女の子も自由に生きるべきだと育てられ学校に進学、将来の夢は世界各地を冒険する事でした。
しかし成長するにつれ、弟たちが自由にできることも自分には許されない社会の在り方に疑問を抱くようになりました…当時の思いが自伝に綴られています。
男は子どもでも大人でも
自由に外を出歩けるのに
母と私は
家族や親類の男が
五歳の子でもいい
つき添っていないと
出かける事が出来ない
私は子どもの頃から
絶対、そんなふうには
なりたくなかった。
(『自伝 わたしはマララ』より)
5年前、マララさんの人生を大きく揺るがす出来事がありました…イスラム過激派のパキスタンタリバン運動が町を占拠、イスラムの教えに反しているとして女性が教育を受ける権利を否定します。
学校などを次々と爆破し、マララさんも学校に通えなくなりました…更に命令に従わなかった人たちに対し、鞭打ちや処刑を行うなど恐怖で支配していったのです。
何とかして学校に戻りたい…当時11歳だったマララさんは、ブログで厳しい現状を訴える事にしました。
2009.1.3
「タリバンのせいで27人いた同級生は11人になってしまった」
ブログは国内外のメディアで取り上げられ、大きな反響を呼んだのです。
(2011年 テレビ出演するマララさん)
大人でさえ声を上げられない中で言葉を発したマララさんの勇気は社会を動かし始めました…マララさんはペンの持つ力に初めて気付かされたといいます。
ペンが生みだす言葉は
マシンガンや戦車や
ヘリコプターなんかより
ずっと強い力をもっている
ファズルラー(過激派)のような
たった一人の人間が
すべてを破壊できるのなら
たった一人の少女が
それを変える事も
出来るはずだ。
(『自伝 わたしはマララ』より)
2012年10月、パキスタン・ミンゴラ…マララさんをイスラム過激派が銃撃したのです。頭を撃たれ3日間にわたり生死をさまよったのです。
世界各地でマララさんの回復を願う人々の輪が広がりました…何度も手術を受け、命を取りとめたマララさん、現在は家族に支えられイギリスで教育の普及に向け、再び歩み始めています。
不屈の少女 マララさん
独占インタビュー
国谷裕子
「どのような状況から女の子を取り巻く状況がおかしいと思うようになったのですか」
マララさん
「私は理解のある父親に恵まれました。でも近所には対等な権利など与えられない女の子がたくさんいて学校に通う事も許されていませんでした。
ある時、オレンジを売る小さな少女に会いました。その子は手に紙を持っていて何かを書こうとしていたのです。『勉強は好き?』 と尋ねると ”大好き” と答えました。学校には行きたいけど家族のためにお金を稼がなければいけないというのです。
小さな女の子でした…その時、私は思いました。この子はオレンジを売るのではなく、学校に行ってオレンジがどうやって出来るのか自然や生物について学ぶべきだと思ったのです。
私は今こう考えています…女の子が学校に行くべきでないのは長年の文化で決められているからと言う人がいるけど、その文化を作ったのは私たち自身であり、変える権利も私たちにあるのだと思うのです」
マララさんは銃撃事件から9ヶ月後、国連の壇上に立ちました。
タリバンは銃弾で
私たちを黙らせる事はできませんでした。
弱さや恐れ、絶望は消え
強さと勇気が生まれました。
(『マララさん国連演説』より)
マララさんのメッセージは世界中の女性たちに勇気を与えているのです。
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