“ソーシャル疲れ”に一石を投じる画像投稿サイト …「ピンタレスト」が秘めた驚くべき可能性と危険性 | 現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。

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週刊ダイヤモンド http://diamond.jp/articles/-/16794

“ソーシャル疲れ”に一石を投じる画像投稿サイト
「ピンタレスト」が秘めた驚くべき可能性と危険性

こういうのを、「ソーシャル・キュレーション」と呼ぶのだそうだ。今、話題のサイト、ピンタレストのことである。

ピンタレストは、ユーザーが気に入ったモノの写真をピンナップし、他のユーザーがそれをさらに再ピンナップできるというサイトだ。昔、好きな雑誌の切り抜きをノートに貼付けていたような要領で、気に入ったヘアスタイルとか、インスピレーションの沸くインテリアとか、おいしそうなスイーツなど、あれこれの写真を貼付けたものをみなとシェアするという具合。気に入ったピンナップをフォローしたり、誰かのピンナップに参加したりもできる。

もう、ソーシャルは出尽くしたかと思っていたところへ、ピンタレストは、さらに新手のソーシャルサイトとして登場したのである。

ピンタレストは2008年に設立されて以来、着々とユーザーを伸ばしてきた。2月にはアメリヵ国内だけでも1800万人のビジターがやってきて、これは1月から50%ものアップだという。オバマ大統領も、もちろん大統領選対策だろうが、最近ピンタレストのユーザーとなってピンナップに励んでいる。

よく考えてみると、ピンタレストにはいろいろ意外な点がある。

まず、あっても良さそうなのに、今までこんなサイトがなかったということ。自分で気になった写真を貯めている人は多いと思うが、それをシェアするしくみはこれまでなかったのだ。

また、シェアするのならば、フェイスブックでもできるだろうに、人々はわざわざピンタレストに出てきて、もっと広く世界の人々とシェアしたがっていることもおもしろい。フェイスブックは何でもシェアしなければならないけれど、ここでは好きなものだけシェアすればいい。そんな気軽さも手伝っているのかもしれない。

シリコンバレーの業界人は、フェイスブックのソーシャルグラフに代わってこの「インタレストグラフ」がパワーを持つ可能性もあるとみなしている。つまり、必ずしも人間関係のつながりではなくて、興味を同じくする人々のつながりもパワフルになり得るということだ。

シェアするのが、ただの写真でないことも巧みである。自分で撮った写真をシェアするサイトはいくらでもあるが、ピンタレストは気に入った「モノ」の写真である。確かに、ここにピンナップされている写真からは、ピクセルのデータよりも現実のモノが感じられる。ピンタレストは、実世界にある物理的なモノをインターネットによって共有するという、不思議なことを実現しているのである。

$「不動産投資と旅」現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。-ピンタレスト

さて、ピンタレストが人気を持つ背景には、ネット上も実世界でも情報が多くなりすぎて、人々が消化できる許容量を超えてしまったことがある。誰かの助けを借りないと情報をスクリーンできない。そうして、人々の中からキュレーターが出てきて、それぞれに得意分野を受け持ってくれるのである。

それでは、ピントレスはどうやって収入を得るのか。これが今、関係者の注目の的だ。ピントレスはごく最近になって、フェイスブックでビジネスモデルを練ったことで知られる人材を雇い入れている。人々の関心をどう金にするのかを、これから考えるのだろう。

もちろん、当然考えられるのは広告だ。これだけ各ユーザーの関心がはっきりしているのならば、ターゲット広告もやりやすい。だが、広告がパーソナルなピンナップ空間の雰囲気を壊さずに出せるかどうかは、大きな課題だ。

ツイッターのように、スポンサーピンナップを設けるという説も出ている。いわゆるテーストメーカー(趣味のいい人)やインフルエンサー(影響力のある人)になりたいユーザーが、多少の料金を払ってもサイトで目立つ場所に出たいと思うかもしれない。それが、自分の商売に結びつくようなことがあればなおさらだろう。

たとえば、インテリアデザイナーとかケータリングのシェフとか、そういった職業の人々は、ここで注目を集めれば、自分の商売にも悪くないはずだ。

オンラインショッピングも大きな可能性のひとつである。ここでみんながピンナップしているものを、クリックひとつで買えれば便利だろう。とは言え、シェアすることと買うことの間には、大きな違いがあると指摘する向きもあることは確かだ。

ピンタレスト自体、アフィリエートモデルを試したことがあるという。たとえば、ピンタレストにピンナップされているものを辿って行って、元のサイトで売上が出た場合には、その何%かをもらうというものだ。ただ、これは一部ユーザーの反対にあって取り下げたらしい。

ネットの世界では、「人が集まるところは、いずれ金になる」と言われる。ピンタレストにはまだはっきりとした収入モデルがないが、いずれ「なるほど」と膝をたたくようなビジネスモデルが出てくるのか。しばらく様子をみてみよう。

しかし、それと同時にこのサイトには懸念もいくつかある。ひとつは著作権侵害問題。ユーザーがピンナップしている写真は、どこかのサイトや雑誌、ストック写真からキャプチャーしたものだ。自動的にリンクは記載されるしくみだが、それでもこれが著作権侵害に触れないフェアユースなのかどうかは不明だ。ことにピンタレストのビジネスモデルが確立すれば、キャプチャーされた他のサイトも黙ってはいないだろう。

もうひとつは、ユーザーになりすましたスパマーが、売りたい商品をまことしやかにピンナップしたりすることだろう。そうでなくても、今はシェアするのが好きなコミュニティーという位置づけのピンタレストが、そのうちクサイ自己アピールと商売人だけの場になってしまう危険性は十分にあるのだ。オークションサイトで人気を得たイーベイが、ホビーイストの集まりから商売人のサイトになってしまって以降、人気が急降下したという先例を忘れてはならない。

それにしても、ピンタレストのようなサイトは「ソーシャル」の可能性がまだまだあることを指し示している。「ソーシャル疲れ」も顕著になっている中、ぜひ飽きないソーシャルが欲しいところである。


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