日大三高 「野球部の長い一日」 涙の冬合宿密着記! | 現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。

現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。

個人投資家向け収益不動産検索サイト e-不動産販売公式アカウントです。
マンション経営、アパート経営でお困りの大家さん、収益不動産購入に伴う銀行融資などの不動産投資相談をお受けします。最新の賃貸経営は日々進化しています。一緒に勉強しましょう。

「不動産投資と旅」現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。-横っ跳び

Numberより http://number.bunshun.jp/articles/-/191203

夏の甲子園を圧倒的な打力で制した西東京代表、日大三高。
新チームで挑んだ秋季大会では、予選で敗れ選抜出場の夢は絶たれた。
そして迎えた冬。

この野球部には、小倉全由監督が就任した'97年以来続く伝統の合宿がある。
まだ日も昇らぬ時間から、辺りが暗闇に包まれるまで。
三高野球が作られる舞台裏に迫った。


すでに唇が不格好に歪んでいた。

昨年12月19日。日大三高野球部の冬合宿、6日目のことだ。

昼過ぎ、1年生の太田和輝が軽く右足を引きずりながら、監督の小倉全由(まさよし)の元にやってきた。フィールディング練習の際、太もも裏の肉離れを起こしたのだ。

目に涙をためながらケガの状況を説明する太田に、小倉はこう声をかけた。

「どうした? 悔しいのか」

太田は、黙ってうなずいた。もはや歪みは顔全体に広がっている。

「大丈夫だよ。走れるよ。足引きずりながら、やりゃいいんだから」

また、太田が無言のまま首を縦に振る。その仕草は、まるで親の愛を拒みながらも寄りかかろうとしている子どものようでもあった。

もちろん、もう走れないことは小倉もわかっている。仮に、太田が足を引きずりながらやろうとしたら、血気盛んだった昔ならともかく、今の小倉は間違いなく止めに入る。

そんな小倉の「嘘」がわかるからこそ、選手も安心して涙を見せられるのだ。


「あの合宿を耐え切ったからこそ、今の自分がいる」
日大三高は昨秋、東京大会の1次予選で、ほぼ無名といっていい郁文館高校に4-2で敗れた。そのおよそ1カ月前、甲子園で通算2度目となる深紅の大優勝旗を手にしていたチームが本戦へ進む前に姿を消すという、大番狂わせだった。

その試合、太田は1-2と負けている展開で6回途中から2番手として登板した。しかし、そこからさらに2点を失い、追撃ムードに水を差した。それだけに、この冬合宿に期するところがあった。

「すごい厳しいっていう噂は聞いていた。それでも、早くやりたいと思っていた。冬が終わったら、自分がどれだけ変われるのか楽しみにしていたんです。それなのに……」

日大三高に入ると、1年生は、ことあるたびに先輩から冬合宿の苛酷さについて聞かされる。今風の言葉を使えば「ハンパないぞ」「やばいよ」といった感じで。つまり、半分、脅されるのだ。

ただ、後輩たちは内心ではそんな冬合宿を怖れながらも、反面、それを乗り越えたときに出会えるだろう未知の自分にどこかで憧憬を抱いてもいる。

昨夏、6試合で計61得点と、段違いの破壊力で全国の頂点に立ったメンバーも、口々に、この冬合宿のことを語っていたものだ。いわく、あの合宿を耐え切ったからこそ、今の自分がいるのだ、と。

「不動産投資と旅」現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。-食堂


朝練の無い日は選手たちにとって何よりのご褒美
どの高校でも頻繁に耳にするようなセリフではある。だが、そんな中でも、日大三高の合宿での練習量はやはり尋常ではない。

1日12時間以上。それを15日間の内、最終日を除く14日間も続けるのだ。しかも朝練がある日は、5時に起床しなければならない。

合宿に入る前日、13日の晩。小倉は選手にこう問いかけた。

「どうだ? 逃げ出したいよな。明日の朝がくるのが怖いだろ。最初は嫌々でもいいんだよ。でも、最終日の前日は、今度は次の日がくるのが待ち遠しくなるからな。もうこれで終わりなんだ、って」

選手たちにとって、もっとも辛いのは、朝起きることだ。そのため、各部屋とも、起床時間には目覚まし代わりに携帯音楽プレーヤーから音楽が流れるよう設定している。そうして少しでも気分を盛り上げるのだ。

朝練は「3勤1休」のペースだ。その「1休」は合宿中、選手たちにとって何よりものご褒美になる。副主将の富岡優太が話す。

「7時15分まで寝られるんですけど、それだけでもう天国ですね。すごい楽です」


朝練恒例の「12分間走」のただひとつの決まり
19日は通常通り、朝5時半から朝練が始まった。まずは、寮に併設された室内練習場で軽い準備運動をする。外は、まだ真っ暗だ。

体が暖まると、小倉は選手を集め、こう訓辞を垂れた。

「6日目だから、もう体がパンパンだろ。それでも、昨日より前に出るんだぞ。7周だったやつは、7周半に挑戦してくれ。前より記録を伸ばすってことは辛いんだよ。でも、それが強くなってる証拠なんだ。そして、明日はそれを当たり前にしてみな。そしたら、そっからまた強くなれるんだ」

5時50分。選手たちは、霜が降りているグラウンドへ移動。そして、朝練恒例の「12分間走」がスタートした。グラウンドを12分間、ひたすら走り続けるのだ。


「不動産投資と旅」現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。-Tバッティング
練習中も常に笑顔で檄を飛ばし、いいプレーには手放しの賛辞を送る小倉監督自身がチーム最高のムードメーカー


1981年、小倉が日大を卒業すると同時に監督として赴任した関東一高時代から変わらぬ冬合宿の定番メニューだ。

「12分間で3千メートルぐらい走れる。それぐらいがいちばんエネルギーを消耗するらしいんですよ。もう30年も前に言われてたことだから、変わってるかもしれませんけど」

12分間走には、ひとつだけ決まりがある。小倉も一緒に走るのだが、その小倉を2度、抜かなければならない。選手は小倉の脇を走り抜けるとき、抜いたことをアピールするために自分の名前を大声で告げていく。そのたび、小倉もひと言、声をかける。

「コラッ! もっと行けんだろ!」


全種目をやり遂げた瞬間の「異様」な光景

「不動産投資と旅」現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。-円陣
全体練習を終えると小倉監督は選手の体調を気遣う。この時点で既に12時間以上が経過しているにもかかわらず、疲れた顔を見せる選手は1人もいない。しかし、泥だらけのユニフォームはその激しさを雄弁に物語っている


「よし! 昨日よりいいんじゃねえか」

周回を重ねるごとに、選手の体全体から立ち上る蒸気の量が増し、吐く息もだんだんと白くなっていく。

ようやく空と地平線の境目が白々とし始めた頃、12分間走が終了。それから、ジャンプや屈伸を取り入れながらの塁間ダッシュに約30分かける。それが終わると、室内練習場に戻り、下半身を中心とした16種目のトレーニングに移る。ひとつの種目を3分間やり、1分間休憩する。それを計16セットだ。

突然、スピーカーから大音量の音楽が流れ始め、それに合わせて一斉にスタートした。

どの種目も、見ているだけで膝がガクガクと震えてきそうになる。だが選手たちは、まるでどこかのクラブで踊っているかのように音楽に合わせて楽しそうにステップを踏んだり、跳ねたりしている。全種目をやり遂げた瞬間は、さらに「異様」だった。両腕を突き上げながら叫び声を上げ、拍手をし、ハイタッチを交わすのだ。

小倉の中にあるのは、映画『ロッキー』のイメージだという。


夕食を挟み、最後の仕上げは夜8時からのバットスイング
「ロッキーが縄跳びを終えると、その縄を叩きつけるようにして次の種目に移るんです。そうやって、自分でどんどんテンションを上げていくのが理想。3分やって1分休むのも、実はボクシングを真似しました。だから、うちには疲れた顔をしながらやってる選手はほとんどいないでしょう? 黙ってやってたら、どんどん気分が落ちていきますからね」

そうして、早朝から足腰がフラフラになるまで体を酷使し、7時半頃、ようやく朝食の時間になった。


「不動産投資と旅」現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。-トスバッティング
1日の締めは日大三高の強打を支えるバットスイング(素振り)。夕食後、ジャージに着替えて屋内練習場に再集合し、1セット100スイングを2~5セット。各自かけ声に合わせてフォームや軌道を確認するように振っていく


朝練のあとは、だいたい打撃練習、守備練習と続く。守備練習では、ノックでまた散々走らされることになる。そうして、夕方6時半にいったん終了。夕食を挟み、最後の仕上げは夜8時からのバットスイングだ。日によって様々だが、1時間から2時間を費やす。

全練習を通し1日千本も振れば、トップクラスのスイング量だ。しかし、日大三高では多い日にその倍の2千本に達する。ここまで振り込むチームは全国にそうはない。

夜間練習をこなし、風呂に入り、洗濯を済ませると、ベッドに入る頃には、だいたい11時近くになっている。そして、そこから時計の針が約半周すると、また12分間走に戻るわけだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
海外展開に伴い協力会社を募集します。語学力があれば起業を考えている方でも大歓迎!…お勤めしながらの週末起業でも十分可能かと……気軽にお問合せ下さい。…詳しくは⇒http://ameblo.jp/e-fh/entry-10863926030.html

当社は、一棟マンション、一棟アパートを専門に取り扱う不動産会社です。
[twittre http://twitter.com/e_fh ]
[facebookフアンページ http://www.facebook.com/efh.toushi ]
[e-不動産販売 検索サイト http://www.e-fudousanhanbai.com ]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー