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$「不動産投資と旅」現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。-一二三

Numberより http://number.bunshun.jp/articles/-/188439

投手から野手に転身する事例を検証
阪神・一二三慎太の決断は報われる!?

イチかバチかの人生の選択である。

2年目を迎える阪神・一二三慎太が野手へ転向することを決めた。東海大相模高校時代は、エースとして3年夏の選手権大会で準優勝。右肘を下げて投げ込む彼の姿は、本来のポテンシャルからすれば物足りなかったとはいえ、当時の高校生を代表するピッチャーの一人だった。

その一二三が右肩の故障が癒えないことを理由に、投手を断念し、野手に転向するのだ。大きな賭けであるし、『投手・一二三』を失うことは日本の野球界にとっては損失である。

だが、一二三には、もうひとつ、こんな声があったのも事実である。

「一二三はバッターとして将来性のある選手」。

高校3年の夏の甲子園で、5番打者として6割もの打率を残したバッティングへ期待を掛ける声が少なくなかったのだ。阪神が「投手・一二三」の実績を尊重したのに対し、ある球団のスカウトは「打者・一二三」として評価していたのである。

評価を二分するほど、投打に渡っての将来性が、一二三にはあった。


楽天・片山は投手に踏みとどまったことで頭角を現した
ただ、それは一二三に限ったことではない。毎年のように、たくさんの逸材たちが溢れる才能に、選択に迫られ、大きな決断をしてきた。成功した者もいれば、そうでない選手もいた。また、あるいはプロ入団後に転向して、成功させた選手もいた。

「スカウトとしては、自分が担当した選手が転向を余儀なくされるのは、嬉しい話ではないよ。こっちは、それとして評価をしているんやから。現場が判断するんやけど、球団の状況、コーチの力量、選手の意思、いろんな要素が重ならんと(転向は)難しい選択だと思う」

そう語るのは、楽天の吹石徳一スカウトだ。これまで、近鉄と楽天で多くの逸材を担当してきたベテランスカウトマンは、自身の経験則を話してくれた。たとえば、2005年高校生ドラフト1巡目で獲得した片山博視は、ピッチャーとして勝負させるか、バッターとしてか、賛否両論のある選手だった。吹石スカウトは、当時の片山を投手として評価。ところが、一時、伸び悩んだ片山には打者転向の噂が出たこともある。

「高校時代から片山のバッティングは良かった。4番を打っていたくらいだしね。プロでもそこそこできると思ったけど、あいつには足がない。左投げでしょ。守るところがない。190センチあるわけだから、ピッチャーとして期待するのは当然。一時期は、転向の噂もあったけど、活躍してくれている」

片山は投手として踏みとどまり、'10年に頭角を現すと、楽天にとって欠くことのできない中継ぎ投手になりつつある。吹石スカウトの眼力は間違いではなかった。


$「不動産投資と旅」現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。-中田翔

投手を捨てて、大打者への道を選んだ日ハム・中田翔
日本ハムの若きスラッガー中田翔は、片山とは逆に、投手を捨てて、打者として成功した口だ。

高校時代の中田は通算87本塁打を記録するなど、高校球界きってのスラッガーとして注目を浴びてきた。フルスイングして放たれた強烈な弾道は、とても、高校生のものとは思えなかった。

しかし、一方、当時の中田には、投手としての才能にも、非凡なモノがあった。自身も人一倍のこだわりがあった。最速151キロのストレートとスライダーなど4種の変化球を巧みに操る。最速151キロと表現すると、ストレートの速さばかりに目がいってしまうが、彼が非凡だったのはストレートの速さだけではない優れたピッチャーだったということだ。


梨田前監督も「プロで通用する」と認めた非凡な投球術
まず、スライダーが秀逸だった。それはプロ入団後の1年目の春季キャンプ、中田が気分転換のためにブルペンに入った際に捕手を務めた梨田前監督が「スライダーはプロで通用する」と語っていたことで証明されている。

けん制、クイックなどのピッチング以外の能力もずば抜けていた。高校時代、ほとんど盗塁を決められたことがなかった。クイックが1.1秒~1.25秒で推移し、けん制が上手い。スタートさえ切らせなかった。二塁に走者を置いた際には、セットポジションからの投球で足を上げて二塁走者を目でけん制し、ホームにスライダーを投げたこともあった。また、三塁走者を背負っていた時には、捕手のサインをみながら、右足のプレート外して、三塁けん制をする高等技術を披露した。力任せの傾向が強かったバッティングとは違って、「投手・中田」に隙はないのだ。

「ピッチングに関しては繊細な部分を持っている」

大阪桐蔭・西谷浩一監督は、度々、そう話していたものだ。


右肘の古傷の影響を懸念して中田はバットを持った
しかし、高校卒業時、中田は、強くこだわってきた投手を諦め、打者として生きていく道を選んだ。理由の一つには、高校2年の春に負った右肘の怪我が大きく影響していただろう。中田は打者選択のワケをこう語っている。

「ピッチャーとしてもやれないことはないと思っているんですけど、でも、やっぱり、怪我のことがある。自分の性格からして、ピッチャーでダメになってから、バッターをやるってなったら、できないと思うんですよ。やる気なくすんで。それだったら、今、評価してもらっているバッターの方でと思って決めました。過去にも、こだわりすぎて失敗したって言う人も聞いていたし、自分は間違えんとこ、と」

投手・中田に魅了されてきた者の一人としては残念な決断ではあったが、中田の言葉からは清々しさを感じたものである。


大卒入団からの打者転向でも成功した日ハム・糸井
現時点の中田にとって、高校の先輩・中村剛也(西武)を越えられるかどうかが大きな壁になりそうだが、たとえ、それを果たせなかったとしても、中田が間違った道を歩んだことにはならないだろう。

とはいえ、中田のような成功例は、そう珍しいわけではない。現役のプロ野球選手でも、投手に見切りをつけた選手は多い。西武の中島裕之しかり、楽天の松井稼頭央、横浜の金城龍彦らも同タイプだ。

最も難しいのは、一定期間を経てから転向するケースだ。もっともな成功例として挙げるとすると、日ハムの糸井嘉男だろう。特に、糸井は大卒入団からの転向という極めて珍しい人生の選択をした選手だ。

「お前の契約金の半分は投手としてのものだが、そのうち半分は野手としてのものだ、と。そのつもりでおれよっていいましたね」

そう振り返るのは、幾多の逸材をプロに輩出している近畿大・榎本保監督である。'03年の自由枠で日ハムに糸井を送り出した時のことだ。



$「不動産投資と旅」現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。-2

大学時代から見せていた一流打者としての片鱗
糸井は、近畿大時代の4年春、リーグ戦で2完封を含む5勝でMVPと最優秀投手賞を獲得。大学選手権に出場した。身長187センチから投げおろす151キロのストレートを武器とする本格派右腕で、4年生時の活躍からは、プロに入ってもローテーションを任せられるピッチャーと評価するスカウトも多かった。

しかし、糸井を獲得した日ハムも、送り出した方の榎本監督も、糸井のポテンシャルは投手だけにあらずと、みていたのである。

例えば、糸井は投手であったため、打席では送りバントするケースが多かったが、その際に見せる走力は野手陣も顔負けだった。送りバントなのに、少しでもジャッグルすればセーフになるほど速かった。バッティングに関しても、大学の先輩・林威助(阪神)を凌駕するスイングスピードを、スイング測定器で計測したこともあった。

プロへは投手として入団するも、制球難が付いて回り、'06年当時のGMだった高田繁の進言により野手に転向したのである。


中田、糸井らの成功例ばかりではない転向の決断
本格派右腕としての潜在能力の高さを知るものからすれば、それほど現実的な話には思えなかったものだが、糸井は球団の期待に応える活躍で大ブレーク。転向後2年目の'08年に頭角を現すと、'09年からレギュラーを獲得。ベストナインとゴールデングラブ賞を受賞した。'10年にもゴールデングラブ賞を受賞、'11年には3年連続のゴールデングラブ賞と初めてとなる最高出塁率のタイトルを獲得した。今や、メジャーのスカウトも注目する選手へと成長した。

とはいえ、片山や中田、糸井のように、逸材たちの選択は成功者ばかりを出してきたわけではない。投手にこだわるあまり、あるいは、その決断時期が遅かったために、苦しんでいる選手は多くいる。

彼らの名前をここで挙げないが、投打両面の能力が高いからこそ陥ってしまう難しい選択なのだ。転向したからといって、成功する保証があるわけでもなく、リスクは付きまとう。


一二三の打者転向は右打者不足の阪神には吉報だが……
一二三に話題を戻すと、阪神には生え抜きの右打者の絶対数が不足している。逆に右投手は、溢れかえっている。チーム事情を考えれば、決して悪い選択ではない。2年目での転向という早い決断も、一二三にとっては追い風になりえるかもしれない。しかし、一方で、体にメスを入れてでも熟成して、育てるべきだ。それだけの投手だという声がないわけでもない。

果たして、一二三の打者転向が吉と出るのか、凶と出るのか。

甲子園準V右腕は、野球人生の岐路に立っている。


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