”やさしい虐待”が子供をむしばむ NHKクローズアップ現代より | 現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。

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NHKクローズアップ現代 ”やさしい虐待”が子供をむしばむ

子どもの問題で苦しむ親を支援する親の会、そこには躾が行き届いた自慢の子が突然、不登校になったと親達がかけ込んできます。

原因不明の良い子の異変、その影に優しい虐待という現象が潜んでいると専門家が警鐘を鳴らしています…やさしい虐待とは、子供に良かれと過剰な躾を親がしてしまう事、それが暴力の虐待と同じく、子どもの心を蝕むのです。

児童虐待専門家 東海学院大学 長谷川博一 教授
「やさしい虐待の場合、理想的な親子と勘違いされてしまうのが怖いのです」

子供を立直させる手段として注目されているのが親自身に関する心理カウンセリングです…そこから親の多くもかつて優しい虐待を受けていたことが浮かび上がってきました。

昨年度、小中学生の不登校は、11万5000人、10代の引きこもりは推計で10万人以上、少子化が進んでいる中で横ばいが続いています。

不登校になった国が調べた調査の結果は、いじめや友人関係・親子関係・非行などの明確な理由ではなく、無気力・不安といった不透明な理由です…どうして我が子が不登校になったのか原因がはっきりしないため解決に向け、なかなか方策が打ち出せないのが現状です。

そうした中、子どもの心の問題の原因を生み出している一つとして、これまでの虐待とは違う、”やさしい虐待”があると専門家が警鐘を鳴らしています。

暴力や暴言などで子供を直接傷つける虐待とは異なり、やさしい虐待は、教育や躾を過剰に行うことで子供をがんじがらめにし、心を蝕んでゆくといいます。

20年にわたり、不登校などの問題を抱える親子にカウンセラーとして向き合ってきた長谷川博一教授です…親の過剰な躾や教育が子どもの心を蝕んでいる事に気づき、やさしい虐待という言葉を使って警鐘を鳴らしてきました。

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長谷川教授によると子育てに大切なのは、子供が幼いときに持つ、甘えたい、わがままを言いたいという感情を親が分かり、認めて上げる事だといいます…その安心感によって子供は自分を肯定し、のびのびと育ってゆきます。

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しかし、幼い頃から子どもの甘えや、わがままを認めず、躾や教育を押し付けて行くとそれが子供に影響し、やさしい虐待という現象を生み出してゆくといいます。


娘と息子が相次いで不登校になった佐藤優子さん(仮名)悩んだ末に長谷川さんがカウンセラーを務める親の会に駆け込みました。

佐藤さんは、息子を成績優秀な子に…娘は礼儀正しい良い子にしたいと子育てしてきました…しかし、そこに、やさしい虐待が潜んでいたのではないかと長谷川さんに指摘されたのです。

佐藤さん
「私のせいじゃないと思っていました。…私には関係ない事だと、あの子の持って生まれた何かがそうさせているって…」

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佐藤さんが当時、小学3年生だった娘さんと二人で付けていた交換日記です…そこには娘を早く一人前にしたいと幼い頃から躾や教育を急いでいた様子が記されています。
「あなたは、どうして早く寝れないのですか…お母さんも怒っているぞ!」
「基本的な事が出来ない子は将来頭が悪くなる」
「子供なのに生活態度が ”ダラダラ”(太字で大きく) し過ぎる」
「お母さんは、そういう子は大嫌い」

佐藤さん
「自分のその…なんかラインがあるんですよね。世間に出して恥ずかしくない子、躾が行き届いたお子さんですねって言われるのが一番嬉しかったかもしれない」

娘は小学校に入った頃は、厳しい躾をキチンと聞いていました。しかし、学年が上がるにつれて学校に行きたくないと言い始め、母にSOSを発し始めます。
「なんかいつも一人ぼっちだ」
「私は何のために生きてきたんだろう」
「死んだほうが良かったのか」

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そんな娘の事を佐藤さんは、わかってあげようとしませんでした。
「お母さんこそあなたにいじめられて死にそうです」

そして中学に入ったとき娘は、友達とのトラブルをきっかけに突然学校に行かなくなったのです。

佐藤さん
「やっぱり、思春期などでも逃げないでやってきたのが、ある意味、自分の誇りみたいなものがありました・・だから今、逃げているように見える娘が許せない」


”やさしい虐待”どう克服するか
親も子も気づかないうちに進行する優しい虐待、その多くに親自身の虐待が影響していると長谷川教授は考えています・・息子と娘が相次いで不登校になっら佐藤優子さんです。

幼い頃から成績優秀、近所でも評判の女の子でした…お母さんが大好きだったという佐藤さん…過剰な教育や躾を受けたという記憶は全くありませんでした。

しかし、親の会に参加してから中学時代の日記を読み返した佐藤さんは、驚きました…娘に熱心に言ってたことと同じことを母親から言われていたのです。
「今日も母に叱られた…」
「勉強が出来ず出直してこいと言われた」
「母を悲しませないためにテストには全力でぶつかってゆきたい」

佐藤さんもまた、親の過剰な躾や教育に苦しんでいたのです。

佐藤さん
「親の思いを汲み取ってやってたんですかね…自分の意思とは関係ないことをすりこまれて、あなたのためだからと思い込みながらやってたかもしれない」

長谷川教授によると親から子へ、世代を超えて優しい虐待が繰り返されていると見られるケースが多いと言います。

児童虐待専門家 東海学院大学 長谷川博一 教授
「ある意味、魂を消されてしまっているその人たちが、子どもの魂を消す側に回ってしまう…それも愛情だと信じてやっているわけですから…気づかないでいるというのは、この現象は本当に悲しいですよね」

親の過剰な教育で心を蝕まれた子どもをどう立ち直らせるか長谷川教授は親の会のメンバー50人に集団カウンセリングを行なっています…子どもを変えるにはまず親自身が変わることだと考えているからです。

長谷川教授によると、やさしい虐待を受けた親達の多くは、幼い頃、本来の感情を押しつぶされ、心が十分はぐくまれないまま親になります。カウンセリングを通してそのときの感情を回復できれば自分自身を肯定出来るようになるといいます。

愛の結果、自分の子どもの感情も認めることが出来るようになります。すると子ども自身も自分の価値を認められるようになるといいます。

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自分を変えることで子どもを救いたいという鈴木秀子さんです…15歳の娘が年前から不登校になっています。

集団カウンセリングを受けて1年が経ちますが、なかなか自分自身を肯定する事ができません。

鈴木さん
「自分が嫌いだとつくずく感じてどうしたら自分を好きになれるだろう…いい子、辛いことがあっても寝るときに声を出さないように押し殺して泣いていた…お父さんお母さんに抱きついたという記憶はないです」

感情の起伏の激しい両親の元で育った鈴木さん、親の顔色を伺い、甘えや怒りの感情を押し殺してきました。・・9月に親の会が1泊2日の夏合宿を開きました…鈴木さんは日常から離れて子供の頃の自分自身と向き合います。

長谷川博一 教授
「家にいて嫌だったこと、やめて欲しかったことを黒で思いっきり書いてください」

長谷川教授は、子供の頃、親にやめて欲しかった事を書き出させました…心に閉じ込めてきた感情を解き放つための一つの試みだといいます。…しかし、鈴木さんだけは、言葉にできず画用紙を真っ黒に塗っていました。

鈴木さん
「自分の中のイメージが黒だったんですよね…親子関係、自分の気持ち真っ黒だったので」

合宿2日目、自分の思いを言葉では現せなかった鈴木さんにこの日、変化がおきました…「両親の子に生まれてきたくなかった…よく書けたね」(長谷川教授)…一晩中、自分自身と向き合った鈴木さん、封じ込めてきた親への怒りが湧き出ました。

鈴木さん
「嫌いですね…大嫌いでした。なんでこんな親の子に生まれてこなければならなかったのかって…すごく自分が可哀そうだなって思えるようになりました」

鈴木さんは、生まれて初めて親への本当の気持ちを言葉に出来たのです

児童虐待専門家 東海学院大学 長谷川博一 教授
「本当の自分を生きると変わっていくと子供の前に行っても満たされて少し楽になった…幸せな自然なお母さんという顔が子どもの前で見せられるようになる…すると子どもとの関係が自然に変わっていくということが期待されます」

2年をかけた母親の取り組み…娘にも少しづつ変化が現れています…5年にわたり、不登校を続けてきましたが今では、フリースクールにも通えるようになってきました。

長谷川教授:「お母さん、家で変わってきたことある?」
娘さん:「ある」
長谷川教授:「どんなところ?」
娘さん:「…なんとなく子どもっぽくなった」
長谷川教授:「子どもっぽくなった…よっしゃー!…どうしてわかるの?」
娘さん:「表情とか雰囲気とかでわかる」


■親が変わることで子どもを救う…やさしい虐待を乗り越えるための模索が続いています。



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