大規模災害時に活躍する消防団(東北地方太平洋沖地震関連)
ガンバレ!消防団!!
地元密着!地元住民から大きな信頼を得ています。
平成15年は、宮城県北部を震源とする地震、台風10号による風水害、九州地方の集中豪雨、十勝沖地震など大規模災害が相次ぎました。これらの災害において、地元消防団は消防本部と連携し、昼夜を問わない献身的な消防活動を行い、被害を最小限なものとしています。
9月26日に発生した十勝沖地震は、1日に震度6弱の大きな揺れを2度記録する大規模なもので、行方不明者2人、負傷者849人、住家被害1,816棟、断水約1万6,000戸、停電約37万戸と、北海道各地を中心に東北地方まで大きな被害をもたらしました(平成15年11月現在)。
地震発生後、地元消防団員は、いち早く瓦礫の排除や一人暮らし高齢者の安否の確認を行いました。さらに、津波の警戒、行方不明者の捜索、地区住民への避難誘導や避難確認、崩落危険のある地域の警戒及び崩落対策としてのビニールシート張り、倒壊家屋の復旧作業等を行い、安全対策の徹底を図るとともに、断水地区への広報及び住民への生活水の給水等の活動を行い住民生活の安定に貢献しました。
これらの活動には、延べ約7,000人にのぼる消防団員が出動しました。
このように、消防団の活動は災害防ぎょのみならず、安心した住民生活を送る上で精神的な支えとなっており、住民から大きな信頼を得ています。