「意外にも音が良いイヤホン」約5,000円?スポーツモデル?水洗いOK!? | イヤホン・ヘッドホン専門店 旧e☆イヤホンのBlog

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りょう太
皆さんおはこんばんちはー(。・ω・)ノ゙
e☆イヤホン大阪日本橋本店のりょう太です!

の中には、
「もっと評価されるべき」と思わざるを得ない、
隠れた名品がたくさんあります。

なんだか毎度そんな話をしている気もいたしますが、職業柄?いや、個人の性格的に「これ、みんな知らないけど良いんだよ!」と言いたいだけなのかも知れません。

ATH-SPORT3
「意外にも音が良い」…!
初っ端から大変失礼な表現です。何故かって?そりゃあどんなイヤホンでもヘッドホンでも、作り手は「良い音」だ、と送り出しているからです。多分。いやむしろ僕はそう思いたいのです。掛けられるコストには販売価格によって差はあれど、その中で万全を尽くすのがものづくりです。ことオーディオ製品であれば、音の良さには何よりもこだわってほしいもの。それは買い手の願いでもあります。
しかし、全てにおいて「そうである」とは言えません。例えばそれが、「スポーツ用イヤホン」ならば?話が違ってきますよね…?
「○○用イヤホン」とされている製品にはいくつかのカテゴリーがありますが、どれも「普通のイヤホン」に比べ、特定の要素にコストがかかってしまいます。例えばスポーツ用であれば、動きに強い、汗水に強いなどなど、通常の製品よりも過酷な環境で使用されることを想定して設計開発しなければなりません。つまり、同じコストの中で見ると音質面では不利であると考えられます。


それを踏まえて…!

ATH-SPORT3
audio-technica
ATH-SPORT3

▼audio-technica ATH-SPORT3(レッド)-商品詳細-
▼audio-technica ATH-SPORT3(ブラック)-商品詳細-
型番からもお察しの通り、スポーツ用モデルです。記事執筆当時(2014年8月)、オーディオテクニカ製の最新型。今回プッシュしたいのはこの製品です。あ、イヤホン玄人の皆さまは若干渋い顔をされましたね。そう、前置きの通りスポーツモデルなのですが!が!しかしこのイヤホン、音が良いんです。

・疾走感のあるサウンド(メーカー談)
・クリアな中高域とレスポンスの良い低音再生


割とよくある、製造メーカーのコピーなのですが、この文章がズバリこのイヤホンの音質を物語っております。
このイヤホン、聴いてまず感じるのはレスポンスの良さ。音の立ち上がりが非常に良く、鮮明で見通しの良いボーカル、タイトで歯切れの良い低音!スリム&シャープゆえ、低域の量感には若干の不満が好みにより出てしまいそうですが、個人的には全く問題なし。この価格帯で「こういう音」が鳴らせる技巧派は少ないのではないでしょうか?

なぜこういう音が実現できるのか、メーカーによる説明文の中に気になる一文が。

 防水性能を維持しながら量感のある低域を再生するウォータープルーフダクトを搭載。
 防水性能を確保しながら、空気の流れを繊細にコントロール。スポーツ時も高音質で楽しめます。

なるほど、SPORT3のハウジング外側を見ると、確かにメッシュ状のダクトがありました。しかし、防水性能を維持しながら、を強調するあたりかなりの自信がありそうですね。ふふふ、そうですかそうですか、そんなに防水ですか。


ではでは…

御免ッ!!

ATH-SPORT3
水ぶっしゃあああああ!!!
ぎゃあああああああああああああ!!!
オーテクさん!あなたが…あなたがイケナイんだ!防水性能を強調するからッ!」そんな一人芝居を脳内で演じながら、無言かつ険しい顔つきで勢いよく水をぶっかける筆者。イヤホンのノズル及びダクト部分は空気(音)が通る穴。私見では水の浸入を防げるはずはありませんし、侵入してしまえばすぐさまオーディオ的機構にダメージが及ぶはず。そんな心配を一人芝居で誤魔化し誤魔化し、水をかけ続けること約1分。
あ、説明が遅れましたが、スポーツ用イヤホンはジョギング中の雨水や、汚れた時の水洗いに耐えられるようある程度の防水性能が各々設けられていることが多いです。(※全製品ではありません

※実際に水洗いする際はノズルを下に向けてください(付属マニュアルより)

ATH-SPORT3
あーあ…
ご覧ください、イヤホンが濡れているという、そうは見かけないこのシチュエーション。ポケットに入れたまま服を洗濯した時…とか…あまり考えたくない状況です。ノズルにもダクトにも容赦なく水がかかりました。決して!決して意味なくイヤホンに水をかける行為はされないでくださいね!これは実験です!



ATH-SPORT3
優しく拭く
この時、脳内では「OH MY LITTLE GIRL」が流れるアラサーです。理由はよくわかりません。とにかく、イヤホンへの愛が深くなると、例え防水性能がうたわれている製品でも、水を掛けるなんて行為、心が痛みます。しかし一番痛いのはこの文章でした。
さておき、濡れたまま使うと漏電などの危険もあるため、ちゃんと拭き拭きしてから使いましょうね。さて、ちゃんと鳴るのかですが…

全く問題なし。
拭いてすぐ使ったので、イヤホンが冷えた状態でした。しかし、出て来る音には全く問題なし。あの状況を耐えたくらいですから、少々の雨の中を走りながら使っても全く問題ないでしょう。スペック的にはIPX5相当の防水性能とのこと。水道やシャワーでの水洗いOKなレベルです。もちろん完全防水とは意味が違います。水没はアウトなのでご注意を。

イヤホンの防水性能なんてそんなに必要ないのでは?そう思う方ばかりでしょうか。いいえ、今皆さんの周りでよく発生する、アレですよアレ、
「ゲリラ豪雨」。
アレが突然やって来ても、気にせず、まるで井上陽水さんのように傘をもっていない状況でも安心。慌てることなく音楽を楽しめます。



にもスポーツモデルらしい特徴が。

ここまでで音の良さや防水性能の高さはご理解いただけたかと思いますが、SPORT3には他にもスポーツモデルらしい特徴があります。


ATH-SPORT3
今時珍しいU字ケーブル
U字ケーブルとは、最近流行のY字ケーブル(左右均等の長さ)に押されて絶滅危惧種に相当している、左右不均等の長さをしているケーブル構造のこと。左側のイヤホンから右側へのケーブルが伸びる構造の物が多く、SPORT3もその様相。ケーブルを首の後ろに通して使います。アクティブシーンではとっさに片耳だけイヤホンを外すこともあるでしょうが、その際イヤホンが下に落ちてしまわないのが特徴です。
U字型ケーブルは昨今本当に少なくなってきていますから、U字ケーブラー(U字ケーブルを愛する方のことを今勝手に名付けました)にとって待望の新作です。



ATH-SPORT3
涼しげな付属品
これはお盆時に海に発生するクラゲでも、冷やして食べたい冷製和菓子でもなく、SPORT3に付属しているアクティブフィットイヤーピースです。表面についた凹凸が装着時に隙間をつくり、音楽を聴いている間も周りの環境音が聴こえる様に配慮されています。従来機と同様のファインフィットイヤーピース(遮音性優先)も付属しておりますので、使用環境を考慮して使い分けしましょう。


<こんな方におすすめ>
・最近お腹が出て来た人
・ゲリラ豪雨に怯えながらイヤホンを使いたくない人
・汗っかきな人
・毎日イヤホンを洗いたい人
・5,000円くらいでイイ音のイヤホンがほしい人



こんな方々に超オススメなイヤホンです。ぜひ一度お試しください!


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