今回は、空母打撃群を構成する艦艇のうち、DDG(ミサイル駆逐艦)について取り上げます。
横須賀を母港とする「第5空母打撃群」には、の8隻のDDGがいます。
艦名については、以前の記事をご覧ください。
これらはすべて、『アーレイバーク級』というイージス艦です。
第二次世界大戦後にアメリカ海軍が建造した水上戦闘艦としては最多、就役しているのは現在71隻です。まだまだ建造中、計画中ですね。
戦後のさまざまな艦種が退役年数を迎えて、更新が必要となった時、前回の『タイコンデロガ級』ではあまりに高価すぎ、サイズも大きすぎ、ということで、比較して安価な、サイズもほどほどのもの、として計画され、建造された艦種ですね。しかし、先に建造された『タイコンデロガ級』よりも、ミサイル搭載数とかは少ないですが、レーダーなどの指揮管制システムは最新のものに更新されています。
ちなみに、日本のイージス艦は、この『アーレイバーク級』を元に建造されました。『こんごう型』4隻、『あたご型』2隻、『まや型』2隻の8隻です。
https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/ddg/kongou/
https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/ddg/atago/
https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/ddg/maya/
「出典:海上自衛隊ホームページ」
『タイコンデロガ級』と同じように、イージスシステムを搭載していますが、最近のイージス艦は、『弾道ミサイル防衛システム』を搭載しています。上空を飛行する弾道ミサイルを捕捉・追尾し、迎撃する能力のある艦が整備されています。
さて、入試には出されないであろう問題をここでひとつ。
【問題】
艦名について、日本のイージス艦は「こんごう」「あたご」「まや」など山岳名からつけています。では。米海軍の「アーレイバーク級」駆逐艦は、何からつけられているでしょうか? そして、「アーレイバーク」とは何の名前でしょうか?
答えは、次回の記事で。
【前回の問題の答え】
ギリシャ神話
参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%82%B9