こんにちは
エデュアル個別指導塾、講師の伊藤です
今週は多くの中学校でテストが返却されています。成績を見て喜んでいる子や褒められている子もいれば、ショックで悲しみに沈んでいる子や怒られている子もいると思います。
エデュアルの塾生も、
『めっちゃ点数上がったー!』
『自己ベスト更新した!
『こんな良い点数初めて取った!』
という子がたくさんいました。
お子さん自身が真面目に勉強して取り組んだ結果ですよね。私もそんな報告が聞けて嬉しいです。
・・・一方で、目標にしていた点数に届かなかったり、成績が以前と変わらなかった・下がってしまった、というお子さんもいます。
私は特にその「結果が出なかった子」に対してどうアプローチするかをとても大切にしています。これを丁寧かつ慎重に行わないと、次のテストで挽回するどころか勉強に対するやる気や意欲を一瞬にして失ってしまい、最悪のケースだと「二度と勉強なんてしない」「頑張るなんてバカらしい」と感じて立ち直れなくなった子を何度も見てきたからです。
『なんでこんな点数なんだ?!』
『なぜそんな勉強のやり方をするんだ?!』
こういう言葉を投げかけていませんか?親子の会話でよくありそうな会話の一部ですね。
時にはガツンと言う時もあると思いますし、そういうことも必要です。・・が、基本的にはこの言葉NGです。私は言いません。
対立する攻撃的な言葉だとお子さんは感じ取って萎縮します。何が悪いのかも分からずゴメンなさいと謝ったり、必死に言い訳を探すパターンが多く、本人の成長に繋がりません。
『何があったの?』
『どうしたの?』
私はまずこのような言葉をかけます。対立するような関係にならず、横に寄り添って事情を聞くイメージです。こうすることで怖がったり萎縮することなくお子さんは自然とテストを振り返り、良かったこと・悪かったことを自分なりに分析して話してくれるのです。
あとはその話を聞いて、「じゃあ具体的には今後の勉強方法をどうしようか?」「どんな助けが必要?」と掘り下げていき最終的には「次のテストに向けてこういう勉強をしていこう!」と自信を取り戻して、もう一度頑張るという意思を持ってもらいます。
最初は「テスト最悪だった〜」と気持ちがヘコんだお子さんも帰る頃には「よし、次こそ点数上げるぞ!」と言って教室を去っていきます。
今日はテストで点数が良くなかったお子さんの対応について書いて来ましたが、これはあくまで『きちんとテストに向けて勉強をやってきた子』に対する接し方の一例です。
大した努力もせずテスト直前に徹夜して何とか乗り切ろうとした人にはとーーーっても厳しい接し方をしますので悪しからず