先日ブログに書いた「ウエディングドレス~着る人の思い①②~」のその後の話です。
★前回の話(http://ameblo.jp/e-cycle/theme-10030908943.html )
★前々回の話(http://ameblo.jp/e-cycle/entry-10802854675.html )
今日、お嫁さんが来られました。その様子から、なんとなくそうではないかと感じていましたが、案の定、お姑さんが一週間前に亡くなったとのことでした。
まだ、いろいろな仕舞のことに追われているだろう中、わざわざ知らせに来ていただいたことをありがたく思いました。
実は、前回のブログには簡単に、お姑さんが入院されていることを書きましたが・・・
お嫁さんが2月に来られたときに、「余命1か月」とお聞きしていました。
だからこそ、お嫁さんは、できる限りことはすべてしてあげたいと、「ウエディングトレスを着せてあげよう」としていたわけです。
その時点では、お姑さん自身は、余命のことは知らなかったので、ブログには書けませんでした。
その後、何度かお嫁さんが来店されたときに様子をうかがっていました。
お姑さんが、なんとなく死期を察し、夜をこわがり、お嫁さんの手を放そうとしないことなどを、来店のわずかな時間にお聞きしたりしました。
ここしばらく、お嫁さんを見かけませんでしたが、今日、久しぶりにお見かけし、その時点で、「その時」が来てしまったことを察したわけです。
お嫁さんの話では、お姑さんの希望通り、ウエディングドレスを着て、白い靴を履き、頭にはティアラもして、手にはブーケも持ち、指輪も作ってはめたそうです。
手作りのウェディングケーキも入れたそうです。御身内だけではなく、いろいろな人が関わり、お姑さんの「夢」をすべて叶えました。
最後は、大往生だったそうで、それを聞き、なんだかほっとしました。
きっと、お姑さんは、かけおちしたころの、若い娘さんの姿に戻り、大好きなご主人さんの元に走って行ったに違いありません。
その旅立ちの、ほんの少しのお手伝いですが、加われて良かったと思います。
服には「思い」があり、単なる「もの」ではないと教えられたできごとでした。
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