災害翌日から「募金箱」を設置して募金していますが、今一つ、人々の関心が薄い気がしています。
四国から被災地は遠く、余震があるわけでもなく、計画停電があるわけでもなく、マスコミの情報がなければ、何もかわりない日常がおくれる状況があります。
昨日、環境省への報告会のため、東京に行きました。
何度か東京に行っているものの、今回は驚きました。
羽田には人がいません・・・・
電車の中にも人がいません・・・・
都内も人がいません・・・
飲食店も半分以上しまっています・・・
エレベーターは半分止まっています。エスカレーターは、上りは動いていますが、下りは止められています。
必要のない電気はすべて消され、必要な電気も最低限に絞られていて、店の中もどこもかも薄暗いです。
経済産業省の別館が会場だったのですが、資源エネルギー庁が入っているため、建物全体も徹底していました。
会議室のあるフロアは、真っ暗で、部屋の番号も見えないほど、徹底した節電でした。
しかも、都民の方は皆それが当たり前になって、日常生活となっています。
報告会の後の意見交換の時間に地方からの出席者から、「今回の震災で、私たちの団体の(収益)活動がすべてなくなってしまった・・・人々の関心は身近な問題から大きな問題(放射能)へと意識は変わっているのだろうか・・・」と、投げかけがありました。
出席の委員の先生方からは、「経済活動はなくなることはない。かならずもとにもどるだろう。」という意見とともに、「これまで、『省エネ』と言っても、そんなことで環境問題の解決にはならない、という意識があったと思う。しかし、東京で、これだけの『節電』をすることで、計画停電をしなくても今ある電気でまかなえる状態を、みんなの力でできている。効果が目に見えてわかることで、『省エネ』に関しての人々の意識は確実に変わっていくだろう。」というポジティブな意見があり、感動し納得しました。
どんな小さなことでも、みんなで取り組めば、どんな大きな問題も解決に向かっていく・・・
「地球温暖化」も同じことです。
衣サイクルの活動も、みんなで取り組むことで、きっと、世の中を変えられるはずです。
しくみをマニュアル化し、希望する地域には出向いていこうと思います。
また、募金も、同じことです。1人1人はわずかな金額でも、行動することで復興につながるはずです。
衣サイクルでは、啓発を兼ねて「スポンサード募金」を開始します。
お客様が店舗で購入された金額の10%を、そのお客様の代わりに、お客様の目の前で「募金箱」に寄附します。
また、お客様にお渡ししている「商品券」も寄附することができます。(額面を当団体が「募金箱」に入れます。)
大変ですが、そのことが「呼び水」となって、「募金」が集まれば嬉しいです。
まずは、「募金箱」(ペットボトル)を1本分いっぱいにしたいですね。
<問い合わせ先>
ユーズドショップ e-cycle
〒791-8061 松山市三津三丁目5番40号 ピコア21内
電話 080-2987-1129 または 090-9557-7594(衣サイクル研究会)
<場所>